勾配天井が作り出す快適空間!開放感あふれるモダンな白い家

K.Yokoyama K.Yokoyama
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今回ご紹介するのは、屋根の形を生かして作られた勾配天井のリビングが特徴的な住まいです。景色が一望できる大開口や高窓が設けられたリビングは、広々として開放感は抜群。清々しいホワイトカラーの外観とインテリアもとてもお洒落で、住まい全体はシンプルながらも明るくモダンな雰囲気となっています。この住宅を手掛けたのは、愛知県を拠点とする宇野総合計画事務所です。一体どんな様子になっているのでしょうか?さっそく詳しく見て行きましょう!

モダンで美しい住まいの外観

住まいのロケーションは名古屋市。鉄骨作りの2階建てとなっている住宅です。こちらは北に当たる道路側を中心とした住まいの外観ですが、建物の向きは正確に南に合わせて建てられています。その南側には大開口と深い庇が設けられ、夏の強い日差しを避けることと冬場の日当たりの確保、風通し等をしっかりと考慮した作りとなっている住まいです。道路側角のガラス部分は階段室となっており、夕暮れ時にはこのように柔らかい明かりが周囲を優しく照らし、美しく凛とした佇まいとなります。

青空に良く映える白い家

こちらは正面ファサードを見上げた様子です。住まいのテーマカラーは「白」だそうで、外壁のタイルのさわやかな白い色が澄んだ青空に良く映えていますね。まるで空へとスッと伸びていくような、気持ちいいほど清々しい表情の建物です。この白い家は、日の出や夕暮れ時の赤やオレンジの空の色にも美しいコントラストを成して、昼間とはまた違った美しい表情を見せてくれることでしょう。

明るくさわやかな玄関ホール

こちらは玄関と階段室の様子です。吹き抜けの階段室は、壁の代わりに乳白の曇りガラスにより構成され、外から必要な明るさを室内に取り込みつつも、外部には中の様子は見えないようになっているためプライバシーの面でも安心です。白でまとめられたさわやかで優しい雰囲気の空間は、家に帰って来た人をホッと和ませてくれそうですね。住まいは1階が玄関と個室、2階がLDKと書斎、水廻りという構成となっています。

勾配天井が作り出す開放感

こちらは2階LDKのダイニングキッチン部分の様子です。テーマカラーの白を基調としたインテリアは、シンプルながらも明るくさわやかな雰囲気。また、造り付けの収納スペースもたくさん設けられ、スッキリとまとまった印象の空間となっています。片流れ屋根の形を生かした勾配天井によってさらに部屋には広々とした開放感が生まれているのもポイントです。また、その勾配天井を利用してLDKの北側には高窓が設けられ、通気をコントロールし室内を快適に保つ他、空の様子も常に感じながら生活できるようになっています。このダイニングキッチンをはじめ、洗面スペース等の水廻りも同じ2階に配置され、奥様が忙しい時間でもお子さんの様子を見ながら家事ができるよう、動きやすく工夫してプランニングされています。

大開口と勾配天井が生み出した快適リビング

南側には大開口を設け、抜群の眺めとなっているリビング。ここからは外の景色を一望することが出来ます。 開放的とはいっても、バルコニーの手すり部分には乳白のガラスを使用し、住まい手のプライバシーはしっかりと確保しているのも大きなポイントです。主張しすぎないデザインの家具を置くことで、ゆったりと落ち着きのある居心地のいいリビング。こんなに広々とした空間なら、たくさんのゲストを呼んでも、思い思いに好きなだけくつろいで過ごしてもらうことが出来そうです。大開口と勾配天井によって生み出されたスペースを上手く利用した効果と言えるでしょう。

建具によって一段と優しい空間に

こちらは建具がある状態のリビングの様子です。障子を通して外からの明るさが柔らかい光に変わり、空間全体が一段と優しい雰囲気に変わっていますね。日差しが強すぎる時や外が気になる時、障子なら光の様子で外の気配を感じることが出来つつも、プライバシーは守られるので快適に過ごせます。カーテンやブラインドとは違い、穏やかな明るさをもたらすので、閉鎖的な雰囲気になりすぎないのが障子のいい所ではないでしょうか。

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