アパートやマンションでペット飼育をする場合に気を付けたいこと6つ

Aya F. Aya F.
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愛らしい犬や猫などのペットは、かつては番犬、ネズミ捕りなどの役割を持って飼われていましたが、今ではすっかり家族の一員になってきました。それでもアパートなどの集合住宅では禁止されていることも多く、また許可されている場合でも隣人や周辺の方々とのトラブルなどが起こることもしばしば。ではどんなことに気を付けていなければならないのでしょうか?今回はペット飼育の際の注意点をまとめてみました。

ペット飼育についての法律、ルールを覚えておく

まずは基礎的なペットに関する法律を覚えておきましょう。ペットや飼い主の法的立場、動物愛護法なども簡単に頭に置いておくことは、日頃の振る舞いから何かあったときの対処法までとっさに正しい判断をするための助けとなります。また、集合住宅におけるペット飼育のルールも頭に入れて。賃貸の場合は契約書をよく確認しておきましょう。

こちらは稲山貴則建築設計事務所の手がけたリノベーションマンションの一室。エアコン下にドッグスペースが作られていて、飼い主、犬ともに居心地の良いオリジナルのリビングになっています。

アパートでペット飼育の制約がある場合にすべきこと

多くの賃貸の集合住宅では、ペット飼育禁止の特約が契約書に盛り込まれています。これに反してペットを飼った場合には、家主から契約解除・損害賠償を請求されることに。ペットと一緒に暮らすことが許可されている場合、退去時の建物の修繕にからんだ敷金返還が問題になることが多いようです。分譲物件の場合は、管理組合が定める規約の確認を。規約違反が露呈して路頭に迷うことのないように気を付けたいですね。

建物の平和を乱したり公衆衛生を忘れたりしない

ペット飼育においてよく起こるのが隣人とのトラブル。お互い気持ちよく過ごせるようにするためにも、飼い主として最低限のエチケットやしつけは徹底しましょう。よくある苦情は騒音。犬や猫の鳴く声はもちろん、動物がフローリングの床を歩く音が気になるということもあります。毛やトイレの処理も気を付けたいポイント。建物内の公共スペースを汚さないことはもちろんですが、ペットを飼っていない人にとってはにおいも気になることもあります。できる限り注意したいところです。

公共の場に犬を連れていくときに気を付けなければならないこと

ペットの中でも、運動に連れて行かなければならないのが犬ですが、散歩に連れていく際に忘れてならないのは、リードです。リードなしで散歩させている人もいらっしゃるようですが、動物愛護法でも、「動物が人の生命、身体若しくは財産に害を加え、生活環境の保全上の支障を生じさせ、又は人に迷惑を及ぼすことのないように努めなければならない」とあり、また自治体によっては条例でリードなしで散歩させた場合拘留や科料が科せられることもあります。きちんとしつけをしていても、犬のとっさの行動によって他者をケガさせたりすることがあり得ます。リードをつけていれば、そういったときでも対処ができますし、飼い主として周囲への安全の確保をしているということが外からもわかり、安心です。

脅迫されたときに知っておきたいこと

細心の注意を払っていても、ペットを飼っていることで苦情を受けることもあるかと思います。しかし、度を越した苦情は脅迫とも取れることも。身の危険を感じたり精神的なダメージを受けたりするようでしたら公的機関などに相談することも考えた方がいいかもしれません。手紙や言葉による脅迫などであれば、録音するなどして証言や証拠を残しておくと、相談に乗ってもらうときにも役に立ちます。

苦情や困ったことがあったときには誰に知らせる?

このように、常軌を逸脱した苦情、もしくは苦情という名の脅迫行為などを受けた場合には、警察の生活安全課や弁護士などに相談するのがよさそうです。前述のとおり証拠品も添えると状況もクリアになり対処もしやすくなるとは思いますが、裁判などで賠償請求などができたとしても、同じ建物の中で一緒に暮らしていくのは難しくなるかもしれません。どう対処するのが正しい、とは一概に言い切れませんが、大きな犯罪などに巻き込まれないように対策を講じることも大切です。

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