無垢フローリングは、柔らかな踏み心地や、足から伝わる優しい温もり、落ち着いた木の香りから人気のある床材です。天然の木材が持つ自然の魅力が見直されていますが、そこには一体どんなメリットがあるのでしょうか?今回は、無垢フローリングで気持ちの良い暮らしをつくる住まいをご紹介していきます。
無垢フローリングは、自然素材なので足への当たりが優しく、温かみがあることから非常に快適性が高いと言えます。こちらは田園風景に向かって建つ小さな離れ。園風景の南面に大きな開口部を設け、内部には無垢材のフローリングを使用することでよりゆったりとした空間をつくります。自然素材は歳月と共に馴染み、より優しい雰囲気をつくってくれるでしょう。
▶「住まいの写真」ページでは様々な種類のリビングを紹介しています◀
無垢フローリングは、木の呼吸による調湿効果から快適な住環境をもたらしてくれます。こちらは、関東の内装材を使用したエアコンに頼らず冬暖かく夏涼しい自然素材の住まい。木は、湿気が多いと吸収し、乾燥すると蓄えた湿度を吐き出してくれるので天然の除加湿器効果があります。
クレジット: 撮影:吉田誠
【フローリングについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています】
無垢フローリングは、1本1本の木がそれぞれ異なる表情を持ちます。同じものが1つとなく、無数のパターンを持つのでその美しさは空間に癒しと自然素材が持つ上質さをもたらしてくれます。こちらは、床・壁・天井が全て無垢板張りの住まい。木の肌触りもよく、癒やし効果もあふれる雰囲気は、それだけで非常に印象的な空間をつくっています。
自然素材は、経年によってその表情を変え、長く愛せる住まいをつくります。また木のフローリングは体によく、肌ざわりもとっても気持ちいいので飽きが来ません。オイルやサンドペーパーを使えば、傷や色味が変わり、綺麗に長く愛せる住まいをつくることができます。地球環境にも、家族の健康にも優しく長く付き合える家づくりには最適ですね。
ビニールシート張りの床と自然素材の床では、身体で感じる温かみも異なります。床材によって感じる体感温度が異なるのが大きな特徴です。例えば、小さな子供のいる家庭では、大抵の子どもは床の上でゴロゴロしていますよね。そのくらい自然素材の床は、あたたかくて気持ちがいいのです。