リビング照明を上手に選ぶためのポイントまとめ

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
大きな造作窓の家 / zuiun, zuiun建築設計事務所 / 株式会社 ZUIUN zuiun建築設計事務所 / 株式会社 ZUIUN Living room
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リビング照明をどのように選んで配置していけばいいのか悩まれる方も多いのではないでしょうか。というのも、リビングというのはテレビを見たり、読書をしたり、ゲストを招くなど様々な使い方がされる空間であるため、なかなか上手に照明を選んでまとめていくのが難しい場所であるからです。そこで今回は、リビング照明を上手に選ぶためのポイントをまとめて紹介していきたいと思います。

リビング照明で明暗をつくり出す

リビング照明を選ぶ際にまずポイントとなることが、照明によって明暗をつくり出すことです。リビングでは、柔らかい光でくつろぎの空間をつくり出すことも必要となりますし、読書や細かい手作業などにはしっかりと照らしてくれる空間が必要となります。特に、置物や絵画、観葉植物といったインテリアに余裕を生み出すアイテムをスポットライトなどで照らすと、周囲との間に明暗が生まれ、安らぎの雰囲気を演出してくれます。

直接照明と間接照明の使い分け

直接照明と間接照明を上手に使い分けることも重要なポイントとなります。読書や勉強など十分な明るさが必要な場所には直接照明を使い、リラックスしたい場所には柔らかく照らしてくれる間接照明を使っていきましょう。これによって、先程の述べたような明暗をつくり出すこともできます。間接照明については、「間接照明でインテリアをおしゃれにする方法」も是非参考にしてみて下さい。

料理や飲み物を美味しく演出する照明

リビングで簡単な食事をしたり、お茶などを飲んでゆっくりすることもあると思います。そうしたことから、リビング照明には料理や飲み物を美味しく演出する照明を選ぶことも心掛けてみて下さい。具体的には、黄色からクリーム色にかけての電球色に近いものを取り入れるといいでしょう。反対に、蛍光灯の青白い光の照明は食べ物の色合いを損ねてしまいますので、リビング照明としては避けた方がいいでしょう。

夜だけでなく、日中もインテリアを飾る照明

リビング照明を選ぶ際は、もちろん夜間にどのような光を照らしてくれるかで探していくと思いますが、それに加えて、照明を点けていない日中にリビング照明がどのようにインテリアを飾ってくれるかにも注目してみて下さい。特に、目線の高さにあるようなペンダントライトやスタンドライトのデザインや見え方にはこだわっていきましょう。あるいは、こちらのTOKI ARCHITECT DESIGN OFFICEが手掛けた住まいのように天井に埋め込まれるダウンライトや、光源の見えない間接照明を取り入れることで、昼間はすっきりと見せてもいいでしょう。

LDKで照明器具や照明の色を統一

リビングとダイニング、そしてオープンキッチンで台所とが間仕切り壁のない1つの空間となっている住まいも多いと思います。その際は、照明器具や照明の色を統一していくことを考えていきましょう。特に照明の色は、同じ部屋に違う照明の色があると居心地の悪さを感じてしまうので注意しておきましょう。

様々な場面に対応できるリビング照明

最初に述べたように、リビング照明を選んでいく際は、様々なシーンに対応できるようなものを考えていくことが大切になります。直接照明や間接照明などを使い分けながら複数の照明器具を取り入れたり、あるいは光の強さや色などを調節できる照明を取り入れれば、演出できるシーンもさらに幅広くなります。リビングは家の中でも比較的広い空間となると思いますので、1つの照明器具で全体を明るくするのではなく、そうした複数の照明器具を設置して、必要な部分だけ照らすことは利便性に加えて節電の点でも有利となります。

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