持たない暮らしでシンプルに生きよう

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持たない暮らしを心がけている方が、近年特に増えているようです。ミニマルライフ、断捨離などに並んでよく耳にする言葉なのでは?物が少ないと、確かに掃除もしやすくなりますし、あるものだけで済ませようとするもの。では、持たない暮らしを始めるにはどうすればよいのでしょうか。今回は、すっきりと暮らすための方法について考えていきます。要るもの要らないものの見極めについても押さえておきましょう。

持たない暮らしはまず持ち物の見直しから

持たない暮らしを始めるには、まず自分の持ち物を見直すことから始めましょう。当然のことながら、物がたくさん溢れているお宅では、必要のないものもため込んでいることが多いもの。要るもの、要らないものの2択にすると、決定が難しくなってしまうこともありますし、思い切って捨ててしまったら、後で必要になって買いなおす、なんてことにもなりかねません。保留ボックスも設けて、期間を決めて様子を見てみましょう。

断捨離&リサイクルですっきり

不要な物、なくてもなんとかなりそうなものは、意外にも多いもの。例えば衣類では、1シーズン着なかったらその次に着ることはあまりないかも。流行りのものであれば余計にその傾向が強くなります。同様にサイズが合わなくなったものも処分の対象にしましょう。捨てるには忍びないほどのコンディションのよいものは、リサイクルショップ、フリーマーケット、ネットオークションなどに出すと、少し懐も心も潤うのでは?もちろん、寄付するのもアリですよね。心が痛まないような処分方法を考えましょう。

必要な物を、必要なところに。

整理整頓の苦手な方の中には、なぜこんなところにこんなものが?と思うような片付け方をされている方もいらっしゃるようです。確かに、人によっては例えば、掃除道具は決まった場所にすべて収めたい、と思われる方もいらっしゃるでしょう。でも、必ず必要になる場所というのもあるもの。わざわざ動かなければ掃除ができないとなると、めんどくさがりな人は動けなくなりがちです。動線を優先させて、必要な物を必要な場所に置くことで綺麗に保てるのであれば、それもアリ。ただ、必要以上に集めるのはやめましょうね。

Photo: Kai Nakamura

本との付き合い方を考える

持たない暮らしをされている方がよく言われるのが、蔵書の数について。究極にミニマルライフを極めている人では、本は図書館や電子書籍などで済ませることで、物を減らすという方法をされているようです。確かにすっきりはすると思いますが、本を必要とする職業もありますよね。こちらは遠藤誠建築設計事務所の手がけたお宅の書斎。シンプルにまとめられてはいますが、執筆業や学者などであれば、やはり本はある程度必要。個々で必要最低限のラインは異なるもの。持たない暮らしとはいえ、見極めていきましょう。

お気に入りの家具を必要な数だけ

来客の多いお宅や、たまに人が来るからその時のために、といろいろと家具を買い集める方もいらっしゃると思いますが、持たない暮らしを実践されている方のお宅では、割と家具が少なかったりします。こちらのリビングダイニングでも、広々とした空間にポツンと家具が置かれています。とはいえ、お気に入りの家具を必要なだけ、という雰囲気です。本当に気に入っている家具があるだけで、気持ちも揚がるもの。ならば、無理に数を増やす必要はないですよね。こだわりを持ってカスタマイズしてみては?

キッチンもすっきりまとめる

料理や食べることが好きな方ならば、キッチンはどうしても物が増えてしまいがちな場所なのでは?本当に持たない暮らしを極めるのであれば、家に食べ物のストックもほとんどしないという方法もありますが、やはり災害時のことを考えると、少しは蓄えがあると安心です。すっきりとまとめるためには、物が目立たないような収納方法を考えるのがよさそう。究極のミニマルライフをしている方の中には、冷蔵庫も持たない、というツワモノもいらっしゃるようですが、ライフスタイルに合わせて無理のない範囲で始めていきましょう。

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