洗練されたイタリアンデザインのファンという方も多いことでしょう。そのデザインの魅力はもちろん住宅にも適用されています。今回紹介するのはナポリを拠点に活動するインテリアデザイナーZetae Studioが手掛けた住宅。モダンに洗練されつつポップなアクセントもあり、居心地は抜群… 。その魅力に詳しく迫ってみましょう!
まずはエントランスからのアングルです。白&オフホワイトのレイヤーの先に見えるのはキッチン&ダイニング。ミニマルでありながらエレガントな雰囲気を醸し出しています。面白いのは赤い電球のようなハンドル!予期せぬ要素の投入もまるごとモダンに昇華してしまう、これぞイタリアンデザイン!
キッチンはステンレスのクールな輝きが印象的なモダン&機能的な空間。直線的で無駄の無いデザインに作業スペースも広々余裕があり、料理好きも納得するキッチンです。大きな窓と天窓から自然光がたっぷり差し込みます。
バスルームはとてもおしゃれ!印象的な床のパターンと色使い、温かみと力強さのある分厚い木材のカウンター、清潔感と優しさを感じさせる丸い陶器の洗面ボウル… すべての組み合わせが完璧です。特に床のパターンは大胆さとオリジナリティがとても魅力的。
こちらは主寝室。眠る為の部屋なのでリラックスと安眠に特化して要素は抑えて。しかしサイドテーブルに置かれた個性的な照明や、マルセル・ブロイヤーの名作チェアが確実に空間をグレードアップ。中間色に赤がピリリと利いています。
続いては主寝室専用のバスルーム。白、グレー、木材というベーシックで調和のある組み合わせながら、柄x柄のタイル、かなり深さのある洗面ボウルにぐ〜んと伸びた水栓が、ただ者でない雰囲気を醸し出しています。
こちらはLDKに面した小さな中庭。コンパクトなスペースも抜け感のある軽やかなデザインのデッキチェアとサイドテーブルを選ぶことで圧迫感のないすっきり感を維持し、リラックススペースとして有効活用しています。
ダイニングからリビングを見てみると… こちらにはリートベルトの椅子!その色だけでなく存在自体がアクセントとして機能しています。この家は名作家具がさりげなく各部屋に置かれ、しかも生活空間に馴染んでいるというなんとも贅沢なインテリアですね。
リビングは分厚いクッションのようなローソファでゆったりのんびりした雰囲気。勾配により奥に向かって天井が低くなっているのでローソファが圧迫感なくぴったりです。スライドドアで中庭へすぐ出ることができるので、フレキシブルに開放感も感じることができます。