土間を活かした5軒の家

Kiohde Hayai Kiohde Hayai
被衣の家 Shawl House, y+M design office y+M design office Eclectic style houses
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日本の伝統的な建築空間を考えると何が思い浮かべるでしょうか。縁側と共に土間を思い浮かべる人が多いかもしれません。土間は家の中にあるにも関わらず、地面と同じ高さの場所となっています。それは家の中と外を繋ぐ場所であり、屋外と関わりが深い炊事場や作業場として使われていました。ですが家の中にキッチンが設けられるようになり、作業もガレージなどで行われ、今では土間を見ることは少なくなってきています。そんな土間だが現代的な形へとアレンジされて脚光を集めています。そこで今回は現代的な土間を持つ5軒の家を紹介したいと思います。

過去と現代の美しい出会いを生む土間「京丹後のリノベーション」

眞野サトル建築デザイン室が手がけたのは「京丹後のリノベーション」。機織り工場として建てられた建物をリノベーションで住まいへと変えています。土間があるのはモダンなキッチンとダイニングルームの空間。そんな空間を見回せば、美しい木の柱や梁、そして大きな屋根が見えます。リノベーションによって現代的な空間となっていますが、土間や建物の構造は、本住宅が過去と現代が巧みに組み合わされたものであることを気付かせてくれるでしょう。

大屋根の下に広がる土間「被衣の家」

建築事務所y+M design officeが建てたのは「被衣の家」。庭を囲むような形で家が建てられています。そんな家の特徴となるのは大きな屋根。1つの大きな屋根に住まいの空間だけでなく駐車場なども覆われています。そこに生み出されているのが土間。壁が無い屋根の下は土間となっており、外でも中でもない中間的な場所となっています。そこにダイニングルームが繋がっており、家のガラス戸を開ければ、ダイニングと土間は一体となります。このような空間は広がりや開放感を感じさせてくれるでしょう。

マンション生活に個性を生み出す土間「小手指の家」

タトデザイン株式会社が手がけたのは「小手指の家」。リノベーションされた築30年ほど経ったマンションに土間が設けられています。土間といえば、通常では建物の1階にあり、家の外と中を結んでいます。ですが本住居があるのは8階建ての6階の1室。そんな空間に土間があります。窓際の部屋あるのは、高さのある床と低い位置にある土間。その間は折り戸が設けられており、それを閉めれば、土間は家の外になります。普通であればマンションは個性のない空間になりがちですが、ここでは土間を設けることで空間にアクセントを生み出し、他には無い個性のある住まいを生み出しています。

住まいに楽しみを生み出す土間「D-house」

伊達剛建築設計事務所は大きな土間のある家「D-house」を建てています。「屋内にバイクを置けるスペースが欲しい」、そして「子供と一緒に楽しめる家にしたい」という依頼主の要望から、家の中に大きな土間が作られることになりました。それは吹抜けの空間となっており、バイクを置いても広がりを感じられます。もちろん気兼ねなくバイクのメンテナンスもできるでしょう。それだけでなく雨の日には子供たちの遊び場になるように、子供と一緒に遊べる場となります。そんな土間は、ここでの生活を楽しいものにしてくれるに違いありません。

気軽な関係を生み出す土間「土間リビングの家」

土間リビングの家, FCD FCD Modern Corridor, Hallway and Staircase

建築事務所「FCD」が建てたのは、土間を上手く活用した家「土間リビングの家」。リビングルームと言えば家族団らんの場ですが、そんな場所に土間が設けられています。そこに設けられたガラス戸を開ければ、土間は外の空間と1つとなり、気軽に人を招き入れることができます。お客さんを招くとなると、ついついかしこまってしまいますが、本住宅ではそれに気を揉むことはありません。気軽にリビングルームに人を招き入れて、家族の団欒だけでなく円滑な近所付き合いを可能にしてくれるでしょう。

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